ジュニア・パートナー

林廷翰

学歴

国立政治大学外交学科学士
国立政治大学法学科学士
国立政治大学日本語文学科副学士(ダブル・ディグリー)

主な取扱分野

資格・登録

台湾

使用言語

中国語 / 日本語 / 英語

資格・認証

  • TPIPAS 個人情報管理師(台湾個人情報保護・管理システム関連資格、2026年取得)
  • ISO/IEC 42001:2023 AIマネジメントシステム主任審査員(2026年取得)
  • ISO/IEC 27001:2022 情報セキュリティマネジメントシステム主任審査員(2024年取得)
  • 個人情報保護士(日本、2024年取得)

主な経歴

  • 台北弁護士会 デジタルサービス・データ保護委員会委員長(2026年~現在)
  • 台湾全国弁護士連合会 刑事法委員会委員(2023年1月~現在)
  • 寰瀛法律事務所(Formosan Brothers Attorneys-at-Law)弁護士(2016年11月~2018年7月)
  • 同事務所 司法修習相当の弁護士実務研修(2015年4月~2015年9月)

主な案件実績

■ 日台間の投資、M&A及びコーポレート・ガバナンス

林弁護士は、日本企業による台湾への投資、合弁事業、M&A及びコーポレート・ガバナンスに関する法務を数多く取り扱っています。

主な実績として、日本企業の対台湾投資許可及び投資額査定に関する申請手続、大手日本商社による台湾の興櫃市場登録企業の株式公開買付け、台湾子会社の設立、株式取引及び社内規程の整備等に関する助言があります。

また、日本企業のインサイダー取引防止に関する社内規程の策定、日本の銀行による台湾金融監督管理委員会への許認可申請及びライセンス取得等にも携わっており、会社法、証券取引法、銀行法及び金融規制に関する実務経験を有しています。

■ 個人情報保護、情報セキュリティ及びインシデント対応

林弁護士は、企業の個人情報保護管理体制の構築・整備に関する実務経験を有しています。

具体的には、個人情報の棚卸し、個人情報の取得・利用・保管等の業務フローの確認、個人情報保護法令への適合性評価、プライバシーポリシー及び社内規程の整備、外部委託先による個人情報取扱いに伴う法的リスク並びに契約上の対応等について助言を行っています。

また、個人情報の漏えい等のインシデントが発生した場合には、法的リスク及び責任の評価、監督当局への報告義務及び本人への通知義務の検討、関係当局や関係者への対応、事故後の管理体制の見直し及び再発防止策等について、法的な観点から支援を行ってきました。

台湾のTPIPAS個人情報管理師及び日本の個人情報保護士の資格に加え、ISO/IEC 27001情報セキュリティマネジメントシステム主任審査員資格を有しています。台湾及び日本の個人情報保護法制、企業コンプライアンス並びに情報セキュリティマネジメントに関する知見を生かし、企業の個人情報取扱業務に伴う法的リスクの把握と管理に取り組んでいます。

■ AI関連法規制、AIガバナンス及びリスクマネジメント

林弁護士は、生成AIに関する法的責任、著作権・知的財産権、個人情報保護、情報セキュリティ及び弁護士によるAI利用に伴う職業倫理上の問題について、継続的に研究しています。

ISO/IEC 42001 AIマネジメントシステム主任審査員資格を有し、情報セキュリティ、個人情報保護及びコンプライアンスに関する知見を組み合わせ、AIシステム導入時のリスク評価、社内利用ルール、内部統制、データガバナンス及び継続的な管理・監督等について検討しています。

また、台北弁護士会デジタルサービス・データ保護委員会委員長として、法律専門職におけるデジタル技術の活用、AIの実務応用、情報セキュリティ及び個人情報保護に関する活動に携わっています。

■ リーガルテック開発及びAIの実務活用

林弁護士は、法律実務上の課題を解決するため、自らソフトウェアを開発しています。

公開している開発プロジェクトには、台湾の裁判例閲覧を支援するブラウザ拡張機能、Microsoft Word文書の変更履歴における作成者名の整理ツール及び弁護士向け業務時間記録ツール等があります。

また、大規模言語モデル(LLM)、AIエージェント、AI支援によるプログラミング、法律知識管理及び業務プロセスの自動化についても研究・実践し、その知見を法律専門家向けの研修や教育活動に活用しています。

■ 再生可能エネルギー及び電気事業関連法務

日本企業及び国内外の投資家による台湾での再生可能エネルギー事業への投資に関し、発電事業の設立、事業用地の取得、許認可及び関連法令への対応等について助言を行ってきました。

台湾の電気事業関連法令、再生可能エネルギーに関する規制及び事業開発に伴う行政法上の問題について実務経験を有しています。

■ 訴訟、仲裁及び紛争解決

林弁護士は、民事・行政・刑事訴訟、仲裁及び調停等の紛争解決手続について豊富な経験を有しています。外国仲裁判断の承認申立て及び強制執行手続にも携わっています。

建設工事及び公共調達に関しては、港湾航路の浚渫工事、高速道路工事、競技場建設工事等に関する契約上の紛争を取り扱い、行政機関からの委任を受けて、BOT・ROT方式による民間資金活用型公共事業に関する紛争にも対応してきました。

また、航空事業者に関する行政不服申立て及び行政訴訟のほか、証券取引法違反に関する刑事事件の弁護人を務め、無罪判決を獲得した実績もあります。

リーガルテック開発実績

■ 台湾司法院裁判例閲覧支援ツール(司法院裁判書閱讀助手)

台湾の司法院法学資料検索システムに対応するブラウザ拡張機能です。

判決文の構造に基づくナビゲーション、引用裁判例の抽出、ハイライト表示、スマートコピー、クリップボード管理、全文ダウンロード及びMarkdown形式でのエクスポート等の機能を備え、裁判例の読解、法律調査及び知識管理の効率化を支援します。

Chromeウェブストアで公開しているほか、GitHub上でソースコードも公開しています。

■ DOCX変更履歴作成者名整理ツール

Microsoft Word文書の変更履歴に記録されたレビュアー名を一括変更するツールです。

ブラウザ内で処理を完結させ、外部サーバーへの文書アップロードを必要としない構成を採用しており、契約書レビュー等における文書処理の効率化と機密情報の保護に配慮しています。

■ 弁護士向け業務時間記録ツール

案件管理、作業時間の計測、タイムエントリー及びExcel形式でのデータ保存等を支援するブラウザ拡張機能です。

日常的な案件管理及び業務時間記録の効率化を目的として開発しました。

■ その他のオープンソースプロジェクト・情報発信

クラウド音声合成サービスを利用する多言語テキスト読み上げツール(TTS Converter)等を開発しています。

また、技術情報サイト「律師的 AI 筆記」を通じて、生成AI、AIエージェント、Obsidian、AI支援によるプログラミング及び法律業務の自動化に関する実践的な情報を発信しています。

講演・研修実績

2026年

  • 2026年10月20日|司法微光基金会
    「AIエージェントによる成果物の作成―プレゼンテーション資料とSNS投稿の作成」(非営利団体における生成AI活用ワークショップ)
  • 2026年10月14日|司法微光基金会
    「AIエージェントと判決分析―裁判例の自動検索から比較分析まで」(非営利団体における生成AI活用ワークショップ)
  • 2026年10月13日|司法微光基金会
    「生成AIの基礎と対話型AIの実践―導入から裁判例の読解まで」(非営利団体における生成AI活用ワークショップ)
  • 2026年9月9日|国立政治大学法学院・台北弁護士会
    「AIツールと弁護士実務への応用」(弁護士実務講座・学期導入講義)
  • 2026年6月27日|台東弁護士会
    「ゼロから作る自分専用のAIアシスタント」
  • 2026年5月30日|台北弁護士会
    「AIと法律―弁護士実務におけるAIツールの実践的活用」
  • 2026年5月27日|台湾内政部地政司
    「AI時代における法的責任の検討」(2026年度土地登記業務研修・北部会場)
  • 2026年5月20日|台湾内政部地政司
    「AI時代における法的責任の検討」(2026年度土地登記業務研修・中部会場)
  • 2026年5月15日|台湾内政部地政司
    「AI時代における法的責任の検討」(2026年度土地登記業務研修・南部会場)
  • 2026年4月25日|台南弁護士会
    「ゼロから作る自分専用のAIアシスタント」

2025年

  • 2025年7月5日|台北弁護士会
    「ゼロから作る自分専用のAIアシスタント」
  • 2025年6月7日|台北弁護士会
    「ゼロから作る自分専用のAIアシスタント」

著書・専門記事

  • 『冤罪論:關於冤罪的一百種可能』(台湾・商周出版、2015年)
  • 「律師的 AI 筆記」:生成AI、Obsidian、AI支援によるプログラミング及びリーガルテックに関する技術記事(https://han0302-cyber.github.io/)

関連情報

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